就活生の志望度を下げる「時代錯誤がひどい面接」 採用する側にも「態度が悪い」問題担当者がいる

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セクハラ発言をされた人、就活セクハラを体験した人もいる。容姿を調べられたり、否定されたりした人もいる。就活セクハラは昔からあるが、女子学生の憤りは以前より大きくなっているように感じる。

「いやらしい質問や嫌味なことを言われた」(理系・上位私立大)

「オンライン面接で立ち姿を確認された」(理系・旧帝大クラス)

「目が小さいね、と容姿を否定された」(文系・その他私立大)

2000年頃までの面接では、「家族構成をお聞かせください」という質問は定番中の定番だった。しかし、いまは厚生労働省「公正な採用選考の基本」という指針によって禁じられている。この指針は、座右の銘や愛読書まで就職差別につながる質問をあげているが、担当者に周知が徹底しておらず、実際には抵触する質問がされることが多い。

キャリアセンターは学生に「公正な採用選考の基本」を指導していることが多く、家族構成に関する質問への学生の忌避感は強い。

「親の職業や家族のことを聞かれた」(文系・その他私立大)

「最終面接前の電話面談で、家族の構成や職業など個人的なことを聞かれたため、警戒心を抱き志望度が若干下がった」(理系・上位国公立大)

「家族構成や家族がどのような職業についているかを根掘り葉掘り聞かれた」(理系・その他私立大)

合否連絡の遅れや“サイレント”

学生が最も困惑するのは、合否連絡の遅れやサイレントだ。学生コメントに「社内にもそういったルーズさがあるのでは」という疑問がある。選考がいい加減であれば、仕事上の社内連絡がルーズなのは当たり前だろう。

社会人として恥ずべき行為、という自覚がないからサイレントなどを平気で行うのだろうが、学生に対し失礼だと思う。

「サイレント企業、面接の質問が不適切な企業は社内でもそういったルーズさがあるのではと感じ、志望度が下がりました」(文系・早慶大クラス)

「連絡すると言われた日時までに連絡がなかったり、予定を間違えていたりした企業は、本当に入社して大丈夫かな?と志望度は下がった」(文系・その他私立大)

「1週間以内に合否の連絡をすると言われたが、3週間経っても連絡がなかった。入社後もこのような対応をされるのかと不安になった」(文系・中堅私立大)

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