「モラハラ」で離婚成立、実際の可能性は? 女性弁護士に聞く、裁判での判断基準
「一般的な話として、離婚調停によってお互いが合意すれば、離婚が成立します。調停が不調となった後の離婚訴訟では、『婚姻関係の破綻』が裁判官により認められれば、離婚が認められることになります。
つまり、今回のケースで離婚の原因になるかどうかは、夫婦の婚姻関係が『破綻』しているかどうかがポイントとなるのです」
どのような場合、婚姻関係が「破綻」していると判断されるのだろうか。
「支配的な生活で愛情を失った」としたら?
「夫婦としての信頼関係や愛情が失われ、2人の関係が修復不可能だと、客観的に判断できる場合です。ただ、別居期間や子どもの有無など、夫婦の事情を総合的に勘案して判断しますから、一概に『こうだ』と言うのは難しいです」
もし、スポニチが報じているように「外出禁止令」や「人格否定発言」が存在しているのであれば、夫婦関係は破綻しているのではないか。
「外出禁止令については必ずしもそうとは言い切れません。束縛された夫婦関係を表すひとつの事実にすぎないからです。ただ、人格否定発言も含め、支配的な婚姻生活で、三船さんが愛情を失ってしまった結果、婚姻関係の『破綻』に至ったと考えることは可能です」
三船さんの「離婚したい」という主張は裁判で認められるのだろうか。
「外出禁止令や人格否定発言のようなモラルハラスメントが本当にあったのかどうかということだけでなく、そのほかの事情や別居期間なども考慮のうえ、判断がなされることになるでしょう」
佐々木弁護士はこのように説明していた。
高橋さんがボーカルをつとめる「THE 虎舞竜」のヒット曲といえば、220万枚のCDを売り上げた「ロード」だ。続編の2章、3章が発売されたことを覚えている人もいるだろうが、実は13章まで続いた。2人の離婚騒動は何章まで続くことになるのだろうか。
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