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「返事をしない子が絶望する」親の残念な話し方 無視が最大の意思表示になっているかもしれない

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  • 沼田 晶弘 国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭
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もう1つは、お子さんが心の底から、

「うざい」

と思っている場合です。「うざい」と言うのも面倒なくらい、うんざりしているものと思われます。

原因として考えられるのは、お子さんがうんざりするくらい、親御さんが何度も同じことを言っているから。今日は1回目でも、1年間でトータルすると100回くらい言っているかもしれません。いわゆる、

「宿題したの?」

「お風呂入りなさい」

「ゲームやめなさい」

の類いは、日々繰り返しているはずです。心配になって言わずにいられない親御さんの気持ちはとてもわかるのですが、お子さんは耳にタコができている状態で、返事をするのも億劫に感じているのでしょう。また、こういう場合に、

「返事をしなさい!」

と親御さんが叱るとき、本当に言いたいのは、

「言うことを聞きなさい!」

ではないでしょうか。

お子さんが「イエス」と言うことを、どこかで期待しています。

両者が相容れず、子どもはますます頑なに

返事をしない子どもの気持ちは、当然「ノー」です。

返事がないことでそれを察していながら、「イエスと言いなさい!」と思ってしまいます。お子さんがやらなければいけないことを指摘しているわけですから、「やるのが当たり前」と親御さんが思うのもわかります。

両者が相容れない結果、お子さんはますます頑なになっていく、という負のスパイラルにおちいりかねません。

お子さんから返事がもらえなくなってきたら、「この子、うんざりしてるんだな」と理解してあげてほしいと思います。一方的に押し付けているように聞こえる言葉はなるべく避けるようにして、

「今日は何時から宿題するか決めてる?」

「寝る時間も迫ってきてるけど、お風呂の予定は?」

「ゲームはあと何分くらい続けるの?」

などと、アプローチを変えながら、お子さんの気持ちを聞き出すように心がけてみるといいでしょう。

3つ目は、すでにかなりの親子バトルを経てきたうえに、バトルの最中に親から猛烈に抑え込まれてしまったことで、口を閉ざしてしまった場合です。

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