平気で「サラダ」を買う人が知らない超残念な真実 「なぜ茶色くならない?栄養は…?」裏側を解説

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みなさん、市販のサラダ、カット野菜を食べるとき、「野菜のおいしさ」がわかりますか? 

【残念な真実④】野菜の「味」と「風味」が減り、「ドレッシング」で食べている

キャベツの千切りなど、やたらシャキシャキして食感はいいけれど、キャベツ本来の甘さや香りは飛んでしまっているように、私には思えてなりません。非常によく売れているという「カットネギ」など、ネギの風味や香りがしません。

私の子どもの頃は、子どもの嫌いな野菜の定番といえば、にんじんでした。ところがいまの子どもは、昔ほど「にんじん嫌い」がいなくなってきています。いまどきのにんじんは昔のものとは大違い、「クセがなく」「やわらかく」なってきているからです。

でもクセ=「風味」なのです。私のような昭和の農家の生まれの人間にとっては、風味がしっかりした、昔ながらのにんじんのほうがはるかにおいしい。

ドレッシングで「素材の味」をごまかす

この品質改良において、「クセがなく、やわらかく」そして一部の野菜では「甘い」が優先され、「栄養価」は後回しにされてきているように、私には思えてなりません。その結果、野菜本来の「風味」と「味」が減ってしまったのです。

昨今では、「ドレッシングをかけないと食べられない野菜、食べられない人」も増えているようです。「野菜を食べている」というより「ドレッシングを食べている」かのようにドレッシングをかけまくっている人をよく見かけます。「ドレッシングの濃い味」で食べれば、「素材の味」はごまかされてしまうからです。

これは「焼き肉」と同じ構図だと私は思います。激安焼き肉店の焼き肉のタレは、やたら濃い味ですよね。これで食べれば味がごまかされて、安い肉もそれなりにおいしく食べられてしまう。「肉本来の味」ではなく「タレの味」で食べている感じです。

市販のサラダの多くも、これと同じだと思えてなりません。「野菜の味と風味」が減っている結果、「ドレッシングの味」で食べざるをえないという状況が生まれているのではないでしょうか。

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