新婚なのに浮かれた様子をあまり出さない周平さんだが、「一緒にいて楽」「気をつかわないで済む」というのは、彼にとっては最大限の褒め言葉なのだと思う。
洋子さんと2人で過ごせる休日は、自分だけの趣味である釣りやスポーツ観戦は控えめにして、映画やテレビを一緒に楽しんでいるという。同じ銀行に勤めていることもいい方向に働いているようだ。
「間違いがあるとすべて数字に表れる仕事なので、ストレスは多いですよ。大声で怒鳴ったりするお客さんもいますしね。我慢強い人でなければ続きません。
地元では優良企業とされていますが、男性でも最初の3年で3割は辞めてしまいます。愚痴ってストレス解消をすることが必要です。仕事の話がわかる結婚相手でよかったと思います」
子どもに関しては「できたらいいね」とは話しているが、面倒くさがりの洋子さんは基礎体温をつけるなどの「妊活」はしていない。周平さんも強い希望はなさそうだ。
周平さんも洋子さんも銀行員としてはきっと優秀なのだろう。マイペースな性質を抑制し、気を張り詰めて働いているはずだ。それだけに私生活では自然体で過ごしたい。ひとりきりでいるよりも安心し、リラックスできる相手は誰なのか。素直な気持ちで周囲を見渡してみれば、過去にかかわったことのある異性の姿が見えるのかもしれない。
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