ひろゆき「論破しないほうが頭いい」の納得理由 一流がけっして「はい、論破!」と言わないワケ

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説得力のあるトークに定評があるひろゆきさんですが、「論破」という言葉を使うことはないそうです(写真:川崎太師)
軽快でわかりやすく、説得力のあるトークに定評がある、「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」の設立者で、現在は多数の企業に携わる「ひろゆき」こと西村博之さん。コミュニケーションの達人かと思いきや、実は「ややコミュ障気味」なのだといいます。そんなひろゆきさんが、「意気揚々と論破という行為をすることは、二流の人のやることだと思うのです」と警告する最新刊『無敵のコミュ術』から一部抜粋・再編集してお届けします。

やっていることは「プレゼンと説得」

ご存知のとおり、最近メディアで僕は「論破王」などと呼ばれもち上げられています。でも、もち上げられているというか、ネタにされ茶化されている場面のほうが多いような気もします。

そもそも論ですが、僕が「論破」という言葉を使うことはないです。

誰かと話しているときに「はい、論破!」みたいなことを言った試しも、実は一度もありません。

勘違いされている人もいると思いますが、僕がやっていることはプレゼンと説得なのですね。

世の中の人は他人を叩くことが好きなのか、論破という言葉が好きなのか、それをやろうとします。でも、意気揚々と論破という行為をすることは、二流の人のやることだと思うのです。

たとえば、他人を自分の思惑どおりに動かしたいとき、いくつかの手段が考えられます。

お金をちらつかせるとか、暴力を振るうとか、ハニートラップを仕掛けるなど、いろいろなやり方がありますが、いちばんリスクが少なく手間もかからないのが「説得する」という方法だと思います。

次ページ相手を論破したところで…
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