ひろゆき「論破しないほうが頭いい」の納得理由 一流がけっして「はい、論破!」と言わないワケ
「ひろゆきは議論をひっくり返す」「論点を変える」と怒られることもよくあるのですが、「ソースと塩、どっちがおいしい?」という議論のなかで、僕は「いや、そもそも焼きそばなんか食うなよ!」というようなことを平気で言っちゃうタイプ。
誰が何を言おうが、正解でも不正解でもないですよね。
焼きそばの例はちょっと極端かもしれないですけど、議論なんてその程度のことじゃないかと思っているのです。
弁護士、論破せず
弁護士さんというと、法廷で検察側や相手方代理人と意見を戦わせて、次々に相手を論破していく、みたいなイメージをもたれがちだと思います。
ドラマや漫画の影響が大きいと思うのですが、実際には、弁護士さんは論破なんてほぼしません。
クライアントの主張に沿って書類を準備して、そこから先、裁判になれば訴状を書いて話し合いの場を法廷にもっていくのですが、クライアントの利益を可能な限り最大化するための主張をするのであって、別に相手を打ち負かしたいから論陣を張るわけではありません。
もし、相手を論破することだと思っていたら、裁判モノのテレビドラマとか漫画とかを見過ぎだと思ってしまうくらいです。
では何をしているのかというと、要は「こちら側と相手側との落としどころはどこかな」という部分を探り合っているだけなのです。
また、弁護士さんにしても、クライアントの主張について必ずしも同調しているわけでもないし、そもそも感情的になることはよしとされていないので、熱弁を振るって論破! みたいなことはほとんどありません。
お互いに証拠を出し合って「これ違いますね」「では撤回します」というような調子で、ビジネスライクに淡々したやりとりが続くことが多いんですね。
相手を説得して、双方が納得のうえで争いを終わらせるというのは、当然ながら、論破しているだけでは無理な話です。
弁護士さんに限らず、うまいこと着地点を見つけて和解にもち込める人というのは、優秀な人なんじゃないかなと思います。
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