60歳、SAMさんのダンスが今も「キレッキレ」な理由 40代で気付いた体の衰えを乗り越え今も現役

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だから、年をとればとるほど、コミュニティーに参加することが大切だといわれています。

会社をリタイアした人でも、地域のボランティア活動に参加するとか、カルチャースクールに入るとか。僕が開催している「ダレデモダンス」という、シニア向けのワークショップは、週1回~月1回の運動の機会にもなるし、コミュニティーに参加する機会にもなる。そういった意図で、ワークショップを続けています。

――60歳近くになってからの勉強はいかがでしたか?

すごく不思議な感覚です。僕はもともと勉強嫌いで、10代の頃に学校の試験がとにかく嫌だったんですね。中間テスト、期末テスト……と続いていくのが嫌で。

中学3年の頃、「あと何回テストしなきゃいけないか」というのを数えたとき、本当に嫌になって。実家が医者だったので、親にも「将来医者になれ」と言われて育ってきたので、自分のなかではお医者さんになるのが当たり前と思って勉強もしていたのですが、「このままでいいのか」ということを感じ始めて。そんなときに、のめり込んだのがダンスでした。逃げではなく、本当に好きだったのですが。

それから勉強はずっと嫌いでしたが、50代過ぎたあたり、ちょうどダレデモダンスのプログラムをつくり始めた頃から、シニアが気をつけなければいけないことを学んだり、さらに調べてメモをとるようにしたり、ということを始めました。

あとは、50代過ぎてから、新しく能を習い始めたりとか。そういうことをしていると、学ぶことがすごく楽しくなってきたんです。だから、めちゃくちゃ遅咲きなんですけど、いまは「勉強が楽しくてしょうがない」という状態です。

記者会見の会場で質問に答えるSAMさん(撮影:阿波 岳)

老化においては股関節周りが肝と気付いた

――新刊では「運動」についても触れられていますが、ジェロントロジーを学ぶなかで気づいたことはありますか?

適度な運動が大切、ということです。これは、シニア向けのダンスプログラムをつくっているときに知ったことでもありますが、ジェロントロジーでもやはり考え方のベースになっています。

さらに、プログラムづくりや勉強を進めていくなかで、老化においては股関節まわりが肝だと知りました。

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