子供がほしいカップルが知るべき「排卵日」の真実 いずれ…と思う人の卵子凍結にも意外な事実が

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子どもを作りたいときにまず試みる「タイミング法」。正しい知識を持って実践していますか?(写真:Graphs/PIXTA)
4月から保険適用となり、注目を集めている不妊治療。ところが、どこかで「自分には関係ない」「いつかは自然に妊娠できる」と感じている人も多いかもしれません。
「生殖医療専門医」として、最先端の不妊治療に携わる坂口健一郎医師は、不妊治療の基本を知っておくことの重要性を訴えています。個人の体質により、不妊治療が必要となるタイミングや治療法には大きく差があるからです。
書籍『妊娠しやすい習慣から不妊治療のキホンまでよくわかる 妊活パーフェクトガイド』では、専門医の見地から「いつかは子どもを授かりたい」と願うすべての人が身につけておきたい知識を紹介。本稿では、同書から一部を抜粋し、2回に渡ってお届けします。今回は1回目になります。

「子どもを授かりたい」という人がまず知りたいことは、「いつセックスをすれば妊娠しやすいか」ということかもしれません。いわゆる「危険日」なんていう言葉もありますが、医学的に最も妊娠しやすいのは「(女性の)排卵日の2日前」と言われています。

「妊娠しやすい日」を知るためには、排卵日を予測する必要がありますが、その方法には、①おりものの量の変化を見る、②基礎体温の変化を見る、③市販の排卵検査薬を用いる、④クリニックで判断するなどの方法があります。

「妊娠しやすい日」を知る方法4つ

排卵日を予測する方法の1つめは、おりものの量の変化を見ること。排卵日が近づくと通常よりもおりものが増えるので、「そろそろ排卵日かな」と予測をつけることができます。

ただし、トイレに行くたびに観察する必要があり、体調によって変化することもあるので確実とはいえません。ちなみに、おりものが増えるのは、精子が卵子への道をスムーズに進みやすくするためです。

2つめは基礎体温の変化。基礎体温とは寝ている間の体温のこと。月経周期に問題がなく、正しく基礎体温をつけていれば、排卵を境に「低温期」から「高温期」に変化します。このため、グラフを見て「排卵したかな」とわかるということです。

ただ、基礎体温は正確に測ることが難しく、実際には「低温期」と「高温期」がはっきり分かれたキレイなグラフには、なかなかなりません。夜中にトイレに行ったり、少し動いたり、口を開けて寝たりした場合でもすぐに体温が変わってしまうからです。

また正確に測れていたとしても、基礎体温の計測では「排卵が起こったあと」しか特定できません。「排卵した」と思ってからセックスをしてもタイミングとしては遅くなってしまいます。このため私のクリニックでは計測を必須にはしていません。

次ページ3つめ、4つめの方法を紹介
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