ソニー、「ポスト・テレビで復活」のシナリオ

今度こそ、独自の世界を築けるか

ライフスペースUXのフラッグシップモデル、4K超短焦点プロジェクター

1月6~9日、米ラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市「CES」では、例年どおり、電機大手各社の4K、8K対応の大型テレビの展示があふれ、高解像度や薄さなどの形状を競い合っていた。

しかし、テレビ自体、市場がすでに成熟化しており、いくら高解像度や形状を競っても会場では目立たなくなっているのも確か。そうした中、数少ないポスト・テレビの時代を見据えた製品として、CES会場内でも目立つ長い行列ができていた一角があった。ソニーの「ライフスペースUX」の展示スペースである。

日本では3月に発売

ライフスペースUXは、プロジェクターを用いて映像を部屋の壁などに投影し、表示する製品群。すでに2014年のCESでソニーは発表しており、米国で大型版の販売も開始しているが、今年はその製品群を広げ、小型の普及価格帯の製品を発売することも正式に発表された。

従来のプロジェクターとの違いは、機器と壁との距離が10センチメートル台と近くても、映像を映し出すことができる点だ。今まではスクリーンとの間に一定の距離が必要であることから、人が通ると影ができてしまったが、その課題をクリアした。

ラインナップの一つ、大型の「4K超短焦点プロジェクター」は、壁際に置くだけで最大147インチの4K映像を表示できる。デザインも家具風で目立たず、映像を楽しみたい際だけ壁に投影すればよい。外国や自然などの風景を映し出せば、その場にいる臨場感も味わえる、いわば“究極のプロジェクター”だ。スピーカーも内蔵し、機器からは迫力ある音も流れる。昨年の米国に続き、2015年3月中にも日本で発売されることが決まった。

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