「SNSばかり見る」状況を変える時に有効な対策2つ 1日24時間の使い方を改めて考える機会にも

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そう考えると、時間の使い方は自身の人生における指針や方針に深く密着しているべきでしょうし、その意味では何も考えず時間を費やすということは、ムダに生きるとか、方針なく生きるとか、と同じだったりします。ポリシーのない人生は周りに流されて生きると同じ意味です。

大人の人生では、自身が今まで培ってきた経験や価値観に照らし合わせて物事を判断し行動をする、というのが大前提ですが、そういったポリシーがないというのは、そもそも独立した大人としてはどうなのかという問題でもあるのです。

学生と大人の違いはたくさんありますが、社会に出た直後に皆さん同じことを感じるはずです。「時間がない」と。

「時間がない」の時間は、24時間という物理的な時間ではなく、「自分の自由になる時間」という意味なのは言うまでもありません。そしてその自分の自由になる時間の使い方こそが重要であり、どういった人生を生きるか、と同じなのは先ほど述べた通りです。

学生もそうですが、一人前になる前の時間の使い方はかなりの部分が周りに定められているものです。授業の時間割しかり、学年ごとのカリキュラムや研修制度しかり、ですね。

時間の使い方の違いが人生の違いになる

その期間を経て一人前になった大人にとっては、ある意味すべての時間が自由であり、それゆえに使い方に個性や特徴が出てくるものです。そしてそういった個性の違いが人生の違いにもなって現れるのです。

そういった観点からもSNSに限らず、何をして、何をしないのか、そしてこれはなぜかといったことをキチンと整理、理解し、自分なりのポリシーを持って生きることこそが「大人としての自分自身の人生を生きる」と同意義なのではないでしょうか。

NYさんがご自身の行動の意味合いを見出し、ご自身のための人生を歩み始めることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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