芸人ヒロシ、2万円以下の愛用テントを語り尽くす お金をかけないソロキャンプの始め方

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非自立式テント。テントの生地にポールを通す部分がそもそもなかったり、1本のポールを立てても、ペグによる地面への固定や、紐による木への固定をしないと立てられない。

 

――あの、写真見ても違いがわかりにくいんですけど……。自立式テントも、ペグで地面に固定していますよね?

それは、風で飛ばされないために固定しているだけです。ペグを打たなくても、テントは立ったままの形を維持します。風がないときは、僕、ペグを打たないですし。それに、風があっても、テントの中に荷物を入れちゃえば、重しになって飛びにくいですからね。

――非自立式テントは、どういう構造になっているんですか?

手前の木で隠れている、テントの天井が高くなっている部分がありますよね。これ、テントの中央に、ポールが一本立てられているんです。さらに、テント生地をペグで何本も打って、固定しています。中央のポールと下のペグで、テントの生地を突っ張った状態にして、立てているんですね。

――なるほど。非自立式は、テントの中央のポールを倒したり、テントの下のペグを引っこ抜いたら、テントが立っていられないんですね。

そうそう。自分の力で立つか、固定する力が絶対必要かという違いです。

ちなみに、非自立式のほうがポールがなくて軽い、というのが教科書的な説明なんですけど、自立式にも軽いものもあるし、非自立式でも生地がコットン素材だと重いんですね。そこはいろいろです。

それで、結論からいうと、初めて買うテントで、こだわりがなければ、自立式のテントがいいと思います。その中でも、ポールを組んでドーム状に立てる自立式のテントがベターだと思います。

万能なドームテント

――ドームテントといわれるものですか?

そうそう。それが季節、天候、場所を問わず、一年中使えますから。

――どんなドームテントがお勧めですか?

安いものでいいと思いますけど、僕が勧めるポイントは2点あります。まずダブルウォールといって、内側のインナーテント(人が中に入って居住空間にするテント)と外側のフライシート(風雨の浸入を軽減するための防水処理された布地)が別々になっているものですね。僕が長年使っている「ツーリングドーム」とか、近年使っている「ソロドーム」は、このダブルウォールという構造です。

次ページシングルウォールとダブルウォール
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