芸人ヒロシ､2万円以下の愛用テントを語り尽くす お金をかけないソロキャンプの始め方

ヒロシ ／1972年、熊本県出身。 本名:齊藤健一。九州産業大学商学部商学科卒。 ピン芸人として「ヒロシです。」のフレーズではじまる自虐ネタで大ブレーク。2015年3月よりYouTuberとして「ヒロシちゃんねる」を配信。自ら撮影、編集したソロキャンプ動画をアップして人気を集める。チャンネル登録者数は114万人を突破(2022年2月現在)。 2020年にオリジナルアウトドアブランド「NO.164」を立ち上げる。著書に、シリーズ50万部を突破した『ヒロシです。』 (扶桑社)ほか多数。TVレギュラーでは『ヒロシのぼっちキャンプ』(BS-TBS)などに出演中

初めて買うテントの正解は？

まず、一泊するとなると、時期にもよるけど、正直、ブルーシートで作った簡易テントだと厳しいと思います。冬だったら寒さで厳しいし、夏だったら侵入してくる虫が心配です。ということで、テントが必要になってくるんですよね。

――いよいよ、本格的なテントの導入ですね。簡易テントにするためにせっかく買ったブルーシートがもったいない気もしますが。

いや、ブルーシートは今後も有効活用できます。テントの下に敷くグランドシートとして使えます。テントの底面が石で破れたり泥で汚れたりすることや水が浸透したりすることを防ぐためのシートですね。それと、雨が降ったときや日差しが強いときにテントの上に張る、雨よけ、日よけのためのタープの代用にもなります。

それはそうと、テントといっても種類があるんです。大きく分けると二つあって、「自立式」と「非自立式」です。自立式は、自分で勝手に立つテント。砂浜とか岩場とかの、ペグが使えないところでも立てられるのがメリットですね。

一方、非自立式は、自分の力じゃ立たないテント。非自立式は、ペグを地面に打つとか木に紐で固定するとかしないと立てられないテントです。

自立式テント。骨組みになるポールなどを使うことで自立するテントで、地面に固定するペグなしでも立てることができる。