瞑想が「ピンと来ない人」は正しい方法を知らない 必要なのは、紙とペン、そして静かな場所

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近年注目を集める「瞑想」。難しくない、今すぐにできる短いリラクゼーション瞑想を紹介(写真:8x10/PIXTA)
私たちは、人生を、何かいいもので満たしたい、うまくいかせたいと願い、日々行動しています。しかし、現実にはさまざまなハードルがあり、ときには挫折し、あきらめ、その結果、ネガティブな思考や感情に支配されることもあるでしょう。
そして、ほとんどの人が平凡な人生で満足してしまっているのです。
望む現実は最良の思考から生まれる』では、自分の中に眠る可能性を引き出し、望む人生を引き寄せる法則を紹介しています。本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

「正しい瞑想」30日間続けてみると…

近年になって瞑想の人気が高まり、あらゆる方面から称賛の声が聞こえてくる。作業療法士から主要メディアまで、さまざまな背景を持つ人たちが瞑想の利点について語っている。

しかし門外漢から見ると、瞑想はかなりとっつきにくい印象がある。時間がかかり、コツをつかむまで難しそうだ。私もまさにその理由で、何年も瞑想を避けていた。

私も多くの人と同じように、瞑想をするという目標は立てるのだが、それだけで終わっていた。そしてついに始めたときも、いまいちピンと来なかった。自分のやり方が正しいのか間違っているのかもわからないし、効果が出ているのかもわからない。

気まぐれに続けていただけなので、なかなか効果が実感できなかった。

しかし、瞑想についてきちんと学んでみると、自分がまったく理解していなかったことに気がついた。勝手に難しいものにしていたのだ。

正しい瞑想を30日間続けてみると、だんだんと効果がわかってきた。

1日15分の瞑想を1年間続けたところ、巨大な変化に気づくようになった。

とくに大きな変化は、めったに怒らなくなったことだ。昔の私は、怒りの感情にあんなに悩まされていたというのに。以前ならカンカンに怒っているような状況でも、いたって冷静でいられるようになった。

また、大混乱の状況でも、静かな心を保っていられるようになった。これは私にとって新しい能力だ。

以前より自分の思考を意識的にコントロールできるようになった。その結果、以前より機嫌よくいられる時間が増えた。

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