「東大+京大+医学部」合格率TOP50校ランキング 数でなく率で少数精鋭の隠れた名門校を見つけろ

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合格率では公立が軒並みランクダウン

<数>と<率>でのランキングの変化に注目してみよう。

<数>では1位の開成も、1学年400人と比較的大規模校ゆえ、<率>で比べると、5位になる。

平均卒業生数が約219人の灘と、同じく約161人の筑波大学附属駒場が、小規模校ゆえ、<率>では、それぞれ1位と2位に躍り出る。

ただし、「なんだ、開成よりも灘や筑波大学附属駒場のほうが実力が上じゃないか」と早とちりしてはいけない。灘や筑波大学附属駒場はその規模ゆえにこれだけの率を保てている面もある。この2校の定員を単純に400人に増やしたら、入学者の学力層は当然広がるので、いまと同じ合格率を保つことは難しいはずだ。

あくまでもこのランキングは、小規模校ゆえに実数ランキングでは目立たない学校の存在にスポットライトを当てるためのものだと認識してほしい。

ほかに、<率>でランキングが上昇している学校は、東大寺学園、甲陽学院、大阪星光の関西勢に加え、関東からは桜蔭、聖光学院、栄光学園、そして九州から久留米大学附設だ。

全体で見ると、<数>では上位50校に公立が18校ランクインしていたところが、<率>ではその数がわずか9校に減ってしまう。私立には1学年300人に満たない学校が多いからだ。ちなみに全国の高校に占める私立の割合は3割弱だ。

これを見ると、「お金がある私立が有利」と思うひとも多いかもしれないが、そう単純な話でもない。

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