崖っぷちOLを救済した「片づけの神」とは? 決意の断捨離で、人生に活路を見いだす

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崖っぷちからの生還。まず、要らないものを捨てる!

断捨離にあたっては、まず自分の理想の生活を思い浮かべることにした。

ステップ1:現状分析

私は今、とってもイケてないOLである→このままでは死んでも死にきれない

ステップ2:自分に問いかける

どうしたらいいか? どうなりたいのか?→イケイケキャリアウーマンになりたい

ステップ3:問いを掘り下げる

イケイケキャリアウーマンはどんな部屋に住んでいるか?→もっとすっきりした部屋で暮らしている! 毛玉だらけのニットなど着るはずもない!

ステップ4:実行に移す!

まず、服を選別した。貧困時代を共にサバイブした服はクタクタの毛玉だらけ。1着ずつ吟味して、半分以上にSay Good-bye。タオルも見直した。オンボロのカサカサタオルばかりだった。たとえ100円のタオルでも、つねに新しいものを回していくほうがマシだと思って、すぐに買い直した。

次は本。後に漫画家になっちゃうくらいだから、私はマンガを愛している。ほとんどが思い入れのあるマンガだった。けれど、よくよく考えてみると、もう長いこと開いていないものも多くあった。

本当に大事な数冊を残し、そのほかの本は処分した。そして、空になった本棚を見て、自分に問いかけた。

「私、こんなに大きな本棚必要だっけ?」

持っていた本棚は、スライド式の2架の背の低いコミック・文庫用本棚で、積み上げて1架の大きな本棚にすることもできた。でも、奥行きの関係で文庫本の段はガラガラなのに、大きめの本の段はぎゅうぎゅうで、一時的に段に要らないものを置いたら最後、そのまま放置されるという悪循環が起こっていた。

何度も熟考し、思い切って粗大ゴミとして出すことにした。部屋が広々として、風通しがよくなった。そしてまた問い直した。

「で、私は何がしたいんだっけ?」

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