マック"異物混入"、3時間釈明会見の全容 「個別の申し出は公表せずに対処している」

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会見に臨んだ日本マクドナルドHDの青木上席執行役員(右)と日本マクドナルドの菱沼上席執行役員

――福島のケースでは、プラスチック片で客がケガをした。それでも公表する必要はなかったのか。

この問題については、管轄の保健所の指導の下、粛々と対応している。私どもの対応としては適切な対応だったと思う。ケガの程度については「大したことはない」とお客様から返答があった。

――大阪ではヒトの歯が混入していたということだが、DNA検査などをして人物を特定しないのか。

歯単体では物理的にDNA検査はできないので、予定はない。調査機関で調べたところ、油で揚げた痕跡はなかったと判明したが、混入の経緯はわからなかった。誰かが故意に混入した可能性については「100%ない」とは言えない。

――今回公表した4件については返金などしたのか。

4件ともすべて返金を申し出たが、返金を受け入れたのは青森のお客様だけだった。

社内の判断基準は非公表

――異物が混入したというのは、過去に何件ぐらいあったのか。

件数については、この場で具体的な数字を公表するのは控えさせていただきたい。発生した内容、それがもたらすお客様への影響、それからどのくらいの規模で起こりうるかということなどから、どのように対応するか、社内で判断している。具体的な基準は社内規定なので、ここでお話しすることは控えたい。

お客様に広範な影響を与える事象、それは結果として世の中で「リコール」とされるようなものもあるが、そういったものが発覚したら公表し対応していく。これまでもやっているし、今後もやっていく。

――これまで異物などの問題が発覚した場合は、どのように対応をしてきたのか。

基本的には原因を究明した後、必ず文書でお客様に報告している。お客様が不要と言えば、送付はしていない。調査自体はすべての案件で行っている。

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