あなたの自尊心を回復!これが未来の療法だ

<動画>アバターを活用して幸せになる

バーチャルの世界で、ある役割を演じると、自分を思いやる気持ちが高まるそうだ

「自分はダメな人間なんだ」・・・・こんなネガティブな感情を克服するのは、容易ではない。しかし、心理学者のチームは、没入型3Dバーチャル・リアリティーを活用することで、こうした自尊心問題の解決を手助けしている。

参加者は、バーチャルな大人のボディースーツを着用し、苦しんでいるバーチャルの子どもに対し、思いやりを表現するよう求められる。そして今度は、バーチャルな子どもになる。そうすると、自分自身が語りかけた思いやりに溢れた言葉が子どもである自分に届けられる、という仕掛けだ。

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の博士であるキャロライン・ファルコナー医師は次のように言う。「この体験をしたあと、参加者はより自分への思いやりを強め、自己批判が少なくなっています。私達は現在、効果の継続期間を調べていますが、バーチャル・リアリティ・セッションの後で、参加者は、より幸せな、よりリラックスした気分になることもわかっています」。

さらに、次のように続ける。「バーチャル・リアリティーが本当にしてくれることは、様々な精神的健康問題に対応するプラットフォームを提供してくれるということです。例えば、ある人が自分自身の様々な問題に対処しなくてはならないとします。その場合、自分自身をアバターとして、自分の家来にしたり、嫌いな金曜日に外に出かける自分自身にしたり、おとなしい自分、シャイな自分などになってみるのです」

テクノロジーの進化により、機器は小型化し、安くなってきている。そのため、バーチャル・リアリティー・セラピーは精神病を治療するより身近な方法になるだろうと彼らは考えているようだ。

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