2012年新卒者の就活本格化--「マイナビ就職EXPO」開催
1月8日(土)、9日(日)、江東区有明の東京ビッグサイトにて、「マイナビ就職EXPO」が開催された。参加学生は8日が1万2071人、9日が1万1248人で合計で2万3319人。
もうそろそろ、合同説明会よりも個別説明会に出席する段階という感じもするが、マイナビの望月一志編集長によると「秋の就職EXPOは業界研究的なもので、今回は個別に企業を探すためのイベント」とのこと。
参加者数が多いだけに、既に200社のプレエントリーをすませた学生もいれば、まだ20社程度しかしておらず、このイベントをきっかけに就活をスタートする学生もいる。
参加企業は2日で延べ301社。民間企業ばかりではなく、警視庁、千葉県警、埼玉県警、東京消防庁 東京都、船橋市役所といった官公庁も出展。特に警視庁は学生人気が高く、ブースは黒山の人だかりとなっていた。就職氷河期とはいっても、すべての企業の出展ブースが混み合うわけではなく、「就職氷河期というが、学生を採用するのはたいへんだ」(外食)という声も聞かれた。
また、企業ブースの出展だけでなく、就職活動に関する講座や「就職カウンセリングコーナー」が設置されており、学生の人気を集めていた。ある学生は「大学のキャリアセンターの話だけでは安心できないので、カウンセリングを受けることにした」という。
マイナビでは2月にも再び東京ビッグサイトで「マイナビ就職EXPO」を開催するが、地方でも順次開催する予定だ。
(東洋経済HRオンライン編集長 田宮寛之)
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