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内幕2|幸福の科学 豊富な資金で自己演出 離婚騒動で曲がり角

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大川隆法総裁の説法が最も多く行われている東京正心館(東京都港区)(時事)

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「東京ドームから全世界に教えを説ける人は今地球上にいるでしょうか! これが、私が存在する、皆様方の前に立っている意味です!」。5万人(主催者発表)の聴衆が埋め尽くす会場に、割れんばかりの拍手が響き渡る。昨年8月2日、22年ぶりに東京ドームで開催された幸福の科学教祖・大川隆法総裁の講演会での一幕だ。出家騒動で注目された女優・清水富美加氏が登場するとあってテレビでも報じられた。

全国至る所で見掛ける、パルテノン神殿風の巨大な白壁の教団施設。国政選挙では毎回多数の立候補者を擁立し続ける。テレビ、新聞、インターネットでは政党や書籍、映画の広告が流される。

やたらと勢いがある巨大教団。幸福の科学に対してそんなイメージを抱く人は少なくないだろう。公称信者数は日本国内約1100万人。事実なら未成年者も含めた全日本人の10人に1人が信者だ。ただ、2017年の衆院選で、政治部門「幸福実現党」の比例代表全国合計の得票数は約29万票にすぎない。

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