深見東州「奇抜な広告の狙いは戦略的なマーケティング」(2018年8月配信記事より) 海外の著名政治家、音楽家を招く異形の宗教家

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ふかみ・とうしゅう●1951年生まれ。同志社大学卒。84年にワールドメイトの前身「コスモコア」を設立。教団代表を務めつつ、芸術、慈善、会社経営などの活動を展開している。

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新聞や電車内で一度は彼の奇抜な広告に目を奪われたことがあるだろう。宗教家「深見東州」こと半田晴久氏(67)。実業家(予備校「みすず学苑」や高級時計卸)、シンクタンク理事長、アーティスト、世界ブラインドゴルフ協会総裁として派手な宣伝活動を行う深見氏は、神道系宗教法人「ワールドメイト」の教祖でもある。今年3月25日には、米国のオバマ前大統領を招聘し、会談イベントを開催した。そんな異形の人物、深見氏の実像に迫るべく、東京・西荻窪の事務所を訪れて話を聞いた。(週刊東洋経済2018年9月1日号「宗教 カネと権力」P51インタビューのロングバージョンです)

 

──展開しているビジネスの概要について教えてください。

実業のメインは高級輸入時計卸・小売りで、日本で3番目の時計宝飾店となる。ここだけで年商50億円を超えている。予備校「みすず学苑」や家賃収入も加えると年商は86億円だが、出版業を加えると110億円を超える。その他の事業や公益活動も加えたら、国内で250億円くらい。大企業ではないが、中堅の事業体といったところだ。

──宗教の教祖でありながら、実業家の顔も隠しません。

生きた宗教とは、時代を反映し、同時に時代を超える普遍性があるもの。現代のわれわれは民主主義、自由経済、国際社会の時代に生きている。だから、ワールドメイトの運営は民主的な総代会で決まっていて、支部代表者も選挙で決めている。私が死んでも、存続するようになっている。

国民の8割がサラリーマンやOLなので、私自身もビジネス社会に身を置き、会社経営を続けることにしている。10円のありがたさ、100円の尊さがわかってこそ、ビジネス社会で人が何を求め、何に苦しんでいるのかが肌で感じられる。庶民に寄り添った生きた宗教ができるというわけだ。

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