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内幕5|統一教会(元・世界平和統一家庭連合) 日本の苛烈献金が韓国の教祖一族を潤す

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教祖一族が居を構える韓国清平にある米国国会議事堂のような天正宮博物館(AFP=時事)

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「霊感商法」「合同結婚式」が話題を呼んだ「統一教会」。この韓国発祥のキリスト教系新興宗教団体の現在については、あまり伝えられていない。

2015年に「世界平和統一家庭連合」という教団名に改称したこと、高価なつぼを売る旧来の霊感商法は鳴りを潜めたこと、ただ日本の信者を対象にした苛烈な献金要請が形を変えて続いていること。そんな現在の教団をリポートしたい(ここでは便宜的に改称前の「統一教会」を用いることとする)。

今年7月1日のさいたまスーパーアリーナ。複数の国会議員が来賓として参列する中、本部韓国から来日した教団最高権力者、韓鶴子総裁(故・文鮮明教祖の妻)をメインスピーカーに、信者2万人が集って大会が開かれた。

教祖・文鮮明氏の妻、韓鶴子氏(写真左)が現在のリーダーだ(AFP=時事)

「つぼ」販売はもうないが依然厳しい献金要請

大会への参加・不参加にかかわらず、全国の信者には祈願料1万円を献納する「祈願書献金」が課せられた。祈願書を用いて祈願料を納めるこの祈願書献金は、つぼや多宝塔などの霊感商法に代わって現在の集金手法の主流となっている。

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