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内幕1|創価学会 「創価マネー」の巨大経済圏、墓苑では進出先と軋轢も

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創価学会の三色旗(撮影:梅谷秀司)

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セミがせわしげに鳴き、時折、ウグイスのさえずりも聞こえる新潟県柏崎市久米(くんめ)の山中──。ここで今、創価学会(原田稔会長)が2019年11月の完成を目指し「牧口記念墓地公園」の工事を進めている。学会の墓苑事業では全国15番目。66万平方メートルの敷地に墓石2万個が並ぶ巨大計画だ。ここから北に15キロメートルほどの場所には初代会長の牧口常三郎が生まれ育った旧荒浜村(現・柏崎市)がある。その名が示すとおり、今回の墓苑計画は学会にとって意義深いものであるに違いない。

とはいえ、この地で着工に至るまでにはかなりの曲折があった。

県内で最初に計画が持ち上がったのは1990年代後半。場所は旧小国(おぐに)町(現・長岡市)である。が、町議会の同意を得たものの町民の反対論が根強く、事態は議会解散を求める住民投票にまで発展。00年5月、計画は断念された。次に候補地となったのは旧能生(のう)町(現・糸魚川市)。しかし、ここでも反対の声が強く、結局、05年2月に撤退を決めている。

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