am/pm統合で経験を積むファミリーマートの自信

軋轢を承知で大手チェーンが下位コンビニ取り込みに動く理由は言うまでもない。業界の盟主・セブン−イレブンと雌雄を決するには、まず国内2位を盤石にしなければ、その資格すらない、との危機感からだ。

すでにローソンは、サークルKサンクス系列のサンクスアンドアソシエイツ富山(77店)からコンビニ事業を譲受したほか、東京や千葉でサンクス130店を持つシー・ヴイ・エス・ベイエリア(サークルKサンクスと契約の中途解除をめぐり係争中)にも秋波を送る。

サークルKサンクスの親会社ユニーには伊藤忠商事が出資していることもあり、ファミマはけんか腰で加盟店の横取りをする態度は見せていない。それでも、「コンビニは2社で十分」と言ってはばからない上田社長は、「合意の上でフランチャイズ契約を解除したオーナーには門戸を開く」と、合従連衡を受けて立つ。

上田社長が次に見据えるコンビニ再編第2幕の幕開けはもう、すぐそこまで来ている。

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 (撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2011年1月8日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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