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JRの歴史と経営課題 生誕30年でどう変わった?

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JR化初年1987年度、JR各社は政府の試算に比べて大幅な増収増益と順調なスタートを切った。特にJR東日本の営業収益は930億円増の1兆5657億円、JR東海は489億円増の8746億円となった。ただしJR西日本だけは、政府試算を106億円下回る7632億円にとどまった。

87年はバブル真っただ中で日本経済が熱かった時代であった。都市と地方の格差是正のためにいわゆる「リゾート法」が制定され、大規模なリゾート開発が日本全国でブームとなった。国鉄も石勝線沿線のトマムリゾート、サホロリゾートとタイアップして、リゾート列車「アルファコンチネンタルエクスプレス」を運行している。

翌年には青函トンネルが完成してJR北海道が海峡線を開業、瀬戸大橋も完成してJR西日本とJR四国は本四備讃線の運行を開始した。

このような社会経済的な条件がJR各社の立ち上がりを後押しした。それまで暗いイメージだった国鉄の解体でJRが発足するということ自体も、好材料となった。

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