「インド近代化」を牽引するマヒンドラの秘密

交通渋滞と電力不足の解決にも着手

マヒンドラ&マヒンドラの自動車工場 (写真:AP/アフロ)

企業の成功は、顧客が望むサービスを、いかにきちんと提供するかにかかっている。多くの課題がついてまわるインドのような国では、顧客ニーズを把握し、その変化を予測し、あらゆる手段を尽くすよう注意しなければならない。こうしたことを適切に行ってきたとして評価されている企業のひとつが、マヒンドラ&マヒンドラ・グループ(Mahindra and Mahindra Group)だ。

インドで最も尊敬される巨大グループ企業

マヒンドラは、巨大な企業グループであり、インド経済の主要部門において大きな存在感を持っている。長期にわたって高い業績を上げ、インドで最も尊敬される企業のひとつだ。

マヒンドラはインド独立後、共に前進を始めた。1945年にマヒンドラ&モハメッドとして創業(1948年にマヒンドラ&マヒンドラに改称)し、その後の発展をけん引したのはJ.C.マヒンドラ氏とK.C.マヒンドラ氏の起業家兄弟だ。それ以前の第2次世界大戦中、鉄鋼産業の重要度が増す中で、インド政府は、J.C.マヒンドラ氏をインド初の鉄鋼管理責任者に任命した。1942年には、弟のK.C.マヒンドラ氏がインドにおける鉄鋼購買任務のトップに任命している。

戦後、マヒンドラ兄弟は、新しい輸送手段がインド繁栄の鍵になると確信したという。最初の目標のひとつは、インドの複雑な地形でも走行できる丈夫でシンプルな車両を作ることだった。グローバリゼーションの初期先駆者であったマヒンドラ兄弟は、鉄鋼、トラクター、電気通信、その他多数の分野で幅広い国際企業との提携を進めていく。

次ページマヒンドラグループの事業とは?
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT