日本で増える「高齢社長」につける薬

ここ20年で平均年齢がじわじわ上昇

会社の停滞にもつながりかねない社長の高齢化問題をどうする?(Tokyo image groups / Imasia)

あなたの会社では、社長の年齢は何歳ですか? 一般社員などと違って、社長には定年の規定がない会社も多くあり、65歳どころか70歳でも80歳でも現役でいられます。80歳を超えて意欲的に活躍していても、何ら不思議ではありません。先日、取材した旅行会社の社長は齢82歳でしたが、

「あと10年は会社経営をするつもり。やるべきことが山のようにある」

と語ってくれました。創業したのは1970年代。ただ、「この会社を将来的にどうしたいのか?」を尋ねたところ、しばらく考えた後に、

「その点は悩ましいですね。できれば、誰かに引き継ぎたいのだけど。そうだ、君なら社長を引き継げる気がする。どうだろうか?」

と言い出しました。さすがに、すぐそのあとに「冗談、冗談」と続けて、この話は終了しましたので、ほっとしましたが、いずれにしても元気で、当面は社長を続ける覚悟があると感じました。会社勤めでは考えられないくらいに精力的で、すてきな働き方かもしれません。

そんな高齢のシルバー社長にお目にかかる機会が増えました。一方でネット系ベンチャーでは20代社長も珍しくありません。それだけ幅が広い年代の社長が日本中にいるわけですが、社長の適正年齢ってあるのでしょうか?

一部で、社長の長期政権化している?

帝国データバンクの調査によると、社長の平均年齢は59歳。この20年で劇的に上がっています。

ただ、実感値としては、会社の社長はもっと若い年齢で交代しているような気がしませんか? 実際、大企業であれば、任期を定めて世代交代をしていきます(例外的に居座る老害的な社長もいますが)。社長を担う“適齢期”が定まっており、それを過ぎると「自ら社長の席を譲る」しきたりができていたりするもの。

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