東大生も感動!「伝説の"論理思考"講座」を大公開 「論理思考には"想像力"が不可欠」の深い意味
ちなみに、私自身も、最初から論理思考をうまく自力で実践できたわけではありません、そもそも、現在でも、「後からミス・見落としに気がつく」ことも少なくないのが現実であり、まだ思考力向上の必要があると認識しています。
それでは、なぜ、うまく論理思考を実践できないのでしょうか。以下、「ケース問題」という”具体的な問い”をもとに、詳細を解説していきます。
まずは「ケース問題」であなたの論理思考力をチェック
本記事(第1回)では、ケース問題の中でも、比較的簡単な「フェルミ推定」という問いを解いてみましょう。
(注:「フェルミ推定」とは、「ケース問題」と同様、論理思考力を測るための問いとして、よく利用されている問いです。そのため、本記事では、ケース問題の一種として取り扱います)
さて、まずは「ありがちな回答」を見てみましょう。
少し論理思考の勉強をした経験のある方の場合、以下のように、ツリー構造で携帯電話の台数を因数分解する方が少なくありません。
このように、まずは問いを「構造的」に分解した上で、各項目の検討(数値の推計)を進めていく人が多いです。
しかし、上記の回答には、大きなミスがあります。さて、何をミスしているのか気がつけたでしょうか。
それでは、「何をミスしているのか」を示すために、まずは「最低限、実施すべき検討」を示しておきましょう。
そもそも、携帯電話は、「工場・倉庫」⇒「販売店」⇒「(ユーザーが)毎日利用中」⇒「(使わなくなって)家で保管中 or 下取り・リサイクル」などの、さまざまな場所に存在します。
しかし、先ほどの「ありがちな回答」では、「毎日利用中」の携帯電話しか、計算の対象になっていませんでした。
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