英語で「Good Luck」使う人が知らないマズい意味 異動する人に、安易に伝えたら微妙な雰囲気に

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異動や転職する人に英語ではなむけの言葉を伝えるには?(写真:Mills/PIXTA)

皆さんお久しぶりです。3月末は卒業、そして人事異動の季節ですね。それはつまり送別会シーズンでもあります。残念ながらコロナで大々的な送別会をやる雰囲気ではありませんが、それでも寄せ書きや花束を贈ることで、異動する人、あるいは転職する人を励ましているのではないでしょうか。

その相手が英語話者の人だった場合、ちょっと英語でメッセージを書いてみたいものです。でも、英語の送別のメッセージ、どう書くのが正解なのでしょうか。

「頑張ってください」は英語で何という?

「新天地でも頑張ってください」
これを英語で言いたかったとします。ちょっと難しいですね。

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「You must work hard in a new place」。うーん、なんだかまったく違うメッセージになってしまいますね。強制的に労働させられる過酷な現場に送り込まれるような感じです。
英語を話すのが苦手と感じている方の特徴として、どうしてもまず日本語で文章をつくって、それを頭の中で翻訳してしまうことがあるようです。

単語1つひとつの意味を考え、それを英語に置き換え、英文法の語順に置き換え、時制と受け身、三人称単数などを調整して伝える。うーん、これではスムーズに英語が話せなくても仕方ありませんね。むしろこの複雑なプロセスをバックグランドでこなしながら、同時にビジネスについても考えをめぐらせているのですから、こういうパターンで英語を話している人はとんでもない能力の持ち主なのかもしれません。

ただ、われわれはプロの翻訳家ではないので、翻訳した文章ではどうしてもぎこちない英語、ぎこちない日本語になってしまいます。そこで私のオススメは、同じことを伝えられる違う英語の表現を見つけることです。

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