「アウトランダーPHEV」試乗で見た最新進化の神髄 外観はワイルド、滑らかで安定した走りが自在に

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1列目と2列目シートの座り心地は非常に快適だ。ドアノブやスイッチ各部の操作性も良く、なにより触ったり操作したりした際の手触りが良いため質感が高く感じられる。

3列目シートのヘッドレストレイントはこのように立ち上がる

3列目シートはさすがにサイズこそ小さいものの4710mmの全長を考えれば納得がいく。3列目に乗り込むには2列目シートを前にスライドさせて背もたれを前倒しし、その間をすり抜けていく。その前倒しには2列目シート左右に設けられた前倒し用の紐状レバーを使う。後席ドアを開けた状態で外から操作するのだが、レバーが小さく操作力が必要だった。ここが惜しい。

170㎝の筆者が3列目に乗り込んだ際の足元スペース

3列目の実用性を探るべく、2列目シートの前後スライド位置を中間あたりに設定し、身長170cm筆者が3列目シートに座ってみた。なお、2列目のスライド機構は7人乗り仕様のみに付く。

3列目シートにはスライド機構が付かないが、背もたれ位置は基本ポジションから後へ10度、前に6度傾けられる(全9ポジション)。可倒式のヘッドレストレイントも大きく高さも十分だ。また、頭上高にもゆとりがあるから腰や腹部に負担のない位置に落ち着いて座れた。

一方、足元スペースが若干狭く、筆者の足(26.0cm)では2列目シート下に収まりきらないが、これは3列目シートが床下収納式であることも要因だ。前述のように3列目シートの足元には、後輪駆動用のモーターユニットが配置されている。

電動化を牽引するPHEVの存在

今回、新型アウトランダーPHEVに触れ、改めて電動化車両がグッと身近になったと痛感した。HV(ハイブリッド車)にBEV、FCEV(燃料電池車)、そしてPHEVを含めて電動化車両だが、この先しばらくはPHEVが電動化車両を牽引する。

電動駆動によるスムーズな走りが体感でき、それでいて内燃機関であるエンジンを搭載していることから充電時間に縛られないなど、高い利便性がその理由だ。

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