「4代目フィット」公道で乗ってわかった実力

「見た目」や「走り」はどのように進化したのか

ホンダの4代目フィットは2月に発売された(筆者撮影)

4代目となる新型フィットの開発キーワードは“心地よさ”。フィットに乗ったらどんな心地よさを感じるのか、体感できる事柄は人それぞれながら、筆者は、見た目/運転席からの景色/走りの3点から心地よさを実感した。

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「見た目」――。先代のシャープな面構成から一転し、直線と曲線をうまく混ぜ合わせたボディラインとなった新型。ヘッドライト回りの造形は大きく力強く、奥行きがあるため見ているこちらが惹きつけられる。ボンネットフードとグリル、そしてバンパーのつながりも滑らかだから一層ヘッドライトのデザインが際立つ。

フィットならではの“まとまり感”

サイドシルエットは独特だ。フロントウインドを支える「極細Aピラー」(前から1本目)と、その後ろにあるドアミラー付け根からルーフに延びる「耐衝撃用Aピラー」(同2本目)によって、往年の三角窓(外気導入を目的としたヒンジを用いた小さな窓)のような造形が誕生。そこから前席/後席へとガラスエリアが一気に拡がり、ボディ後端でシュッと絞られている。

全体的に小動物系のかわいらしさを感じる一方で、こうしたシャープなラインを組み合わせることでフィットならではのまとまり感が演出された。ここは短距離走選手がスタートする際に構えるクラウチングスタイルを彷彿させる新型ヤリスとは大きく違う部分だ。

リヤスタイルもヘッドライトと同様にストップランプをはじめとした灯火類が目立つが、ナンバープレート左右に広がりのある造形を採用したことで落ち着きが出た。同時に、子犬がペタンと座った後ろ姿みたいで愛らしさも感じる。

「クロスター」と呼ばれる最低地上高を25㎜高め、前後のフェンダーに樹脂アーチモールを装着したSUV風モデルも新たにラインアップした。ボディそのものは同じだが、このアーチモールが左右につくことからボディの全幅は標準ボディの1695㎜から1725㎜へと30㎜拡大され3ナンバー化された。

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