「緊張する場面」で不安を和らげる7つのポイント 過去の経験から負のサイクルに陥ってしまう

✎ 1〜 ✎ 187 ✎ 188 ✎ 189 ✎ 最新
拡大
縮小
誰しも緊張する場面はあるもの。緊張を和らげるための7つのポイントを紹介します(写真:perfecta/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

この連載の記事一覧はこちら

昨今、人と直接会う機会が減り、話すこと自体も減っている方も多く、いざ言葉を交わそうとする際に「思うように声が出ない」「言葉が出てこない」というご相談も増えています。そんな中、人前で話す、プレゼンするという場面では、必要以上の緊張を強いられます。朝のミーティングでのひと言さえもプレッシャーに感じる人もいます。そのようなときに少しでも緊張を和らげる方法をお伝えしたいと思います。

緊張のサイクルに陥らないために

緊張には、自律神経の働きが深く関わっています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、通常は、この2つがバランスよく働いています。しかし、不安を感じたりプレッシャーやストレスがかかったりすると交感神経の活動が優位になります。すると、「筋肉が緊張して震える」「顔が赤くなる」「心臓がドキドキして脈が早くなる」「急激に汗をかく」といった身体反応として現れます。

そして、緊張しやすいという自覚がある方は、過去の経験から「また緊張するのでは」と、緊張を恐れ、以下のような負のサイクルに陥ってしまう傾向があります。

1)「緊張して失敗したらどうしよう」「恥をかいたら嫌だ」と強く感じる

2)緊張を隠すために、無理に平静を装ったり愛想笑いをしたりなど、安全行動を取ろうとする

3)緊張を隠せているのか不安になり、よけいに自分に意識が向く

4)さらに不安になって、手汗や震え・顔が赤くなるなどの身体の反応が強く出る

5)1に戻る

このような緊張のサイクルに陥らないために意識するポイントを7つ挙げたいと思います。

次ページ7つのポイントとは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT