「ダイエット=鶏胸肉」に固執する人が見落とす事 ボディビルダーの叡智を生かした減量法とは

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ダイエットだからと最初から無理に鶏胸肉を選ぶ必要はないようです(写真:Digifoodstock/ PIXTA)
○○するだけ、1日○分エクササイズなど、数々のダイエット法が提唱されていますが、やせることができたとしても体型維持は難しいものです。同様にハードなトレーニングや厳しい食事制限による我慢を強いる減量法も、いくら効果的でも継続が困難。そこで、ボディビルダー「バズーカ岡田」としても知られる日本体育大学体育学部准教授の岡田隆氏が、ダイエットのプロであるボディビルダーの叡智を、誰にとってもわかりやすく、始めやすくて、続けやすいかたちとして「9つのカード」を紹介。ここでは、その一部の「カード」を取り上げます。
※本稿は『最高の除脂肪食 「食べる」を増やして、絞る!』より一部抜粋・再構成したものです。

「PFCバランス」の捉え方をアップデート

「PFCバランス」という言葉がダイエット知識として市民権を得てしばらく経ちますが、その「バランス」の捉え方をアップデートしていきます。

ご存じかもしれませんが、念のため「PFC」の解説から。「P」は「Protein/プロテイン」タンパク質で、「F」は「Fat/ファット」脂質、「C」は「Carbohydrate/カーボハイドレート(カーボ)」炭水化物。つまり三大栄養素のことであり、「PFCバランス」とは摂取カロリーのうち、三大栄養素がそれぞれどれくらいの割合を占めるかを示した比率を指します。ちなみによく耳にしているであろう「糖質」は、炭水化物に含まれます。炭水化物は糖質+食物繊維です。

理解したところで、具体的に何をするのかに話を進めましょう。Fを段階的に減らし、代わりにPを増やしていくのです。

Fを減らすのは、あくまで「段階的」に。例えば、ブロッコリーにつけていたマヨネーズをポン酢や塩に変える。あるいは、サラダのドレッシングを別添えにしてかける量を減らし、次にノンオイルのものに変える。野菜の旨味を感じられる舌に育っていけば、塩こしょうだけで美味しく食べられるようになるので、自然とそうなっていくはずです。まさにノーストレス。

調理法を、揚げるから焼く、焼くから茹でる・蒸すに移行していくことも大切ですし、口当たりをよくしたり風味づけ目的でのバターやごま油の量を控えるのも有効です。

また、同じ焼くという調理法でも、霜降り肉より赤身肉、ブリやサバよりアジやホッケなど、より脂質の少ない食材を選ぶようにするのが最終段階。とはいえ、最初から鶏胸肉を無理して選ぶ必要はありません。鶏モモ肉でも皮をはぎ、余分な脂もカットしたうえで調理法や調味料に気をつければ、それだけFを減らせます。

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