30歳から「成長した人」「しなかった人」の考え方 ちょっとした考え方の違いが大きな差を生む
人には、「考えてから、やる人」と「やりながら、考える人」がいるようです。前者は一見、慎重なようですが、実際のところ、臆病だったり、面倒くさがりだったりして、「~だから、できない」と言い訳をしていることが多いもの。
「サーフィンと同じで、次が来る、次が来る……って波を待っていると、結局、見逃しちゃう。私は慎重に波待ちするタイプではなく、いい波が来たら、とりあえず乗ってみようというタイプなんです」、と言うのは、通信販売会社を経営するEさん(46歳)。
30歳のときに、仕事でビッグウェイブに出合いました。取扱商品のひとつ、ダイエット用のコーヒーが爆発的にヒット。都心の一等地に、自社ビルを建てるほどに。
すべて順調そうに見えるけれど、失敗したことはあるんですか?と聞くと、「もちろん、いっぱいありますよ。商品をつくりすぎちゃって、過剰に在庫があったりとか(笑)。でも、これはいけないなぁと思っても、大ケガをしないように着地すればいいわけじゃないですか。失敗はあくまでも経過ですから」。いろいろやった結果、「あ、やっても失敗するな」と先が見えたり、「これはやったほうがいい」「引いたほうがいい」と、ひらめきや勘が働くようになったといいます。
「伸びる人」の共通点は行動が早いこと
Eさんが成長してきたのは、試すように「やってみる」を繰り返してきたから。人は、自分でやったことでないと、本当にはわからない。やったことは、すべて、ものごとを洞察し、判断していくベースになっていきます。
30歳を境にして「伸びる人」の共通点は、せっかちなほど行動が早いこと。頭で考えているだけじゃ始まらないと、難しく考えず「あ、それいい」と思ったことは、すぐに実践しています。やってみたい仕事はやる。身につけたいことは学ぶ。行きたい場所には行く。会いたい人には会う……というように。
「~したい」と思うことは、小さな波が来ているということ。それに乗ってみると、意外なビッグウェイブに育つかもしれません。動いていると、いろいろなチャンスが起こりやすくなってきます。実は、30歳からの人生の波は、自分で生み出し、自分で引き寄せているのです。
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