わが子を「算数好き」にする!身近な算数クイズ6選 理数系に興味を持つきっかけになる!

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「身近で使われている算数」の例を3つご紹介します(写真:SoutaBank/PIXTA)
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「うちの子、将来、理工系の大学に進学してくれないかな?」「もし、医学部に進学してくれたら万々歳なんだけど……」などと、口には出さなくても心の中で思っている親御さんは、意外と多いのではないでしょうか?
コロナ禍で経済が落ち込む中、医療系を中心に理工系の人気が高まっているようです。子どもに自分から「理工系に進みたい!」と思ってもらうには、小さいころから理数系の分野に興味をもってもらうのがいちばんです。
とくに算数が「身近なところで使われている」ことに気がつくと、子どもの学びの意欲がぐっと上がります。ここでは『頭の良い子に育つ 楽しい算数365』(監修:桜井 進)から、「身近で使われている算数」の例を3つ紹介します。

お祭りの人出はどうやって数えている?

【クイズ】
a 入り口ですべての入場者数を数える
b 空から写真を撮って数える
c 一部の来場者の人数からがい算する
(→こたえ c)ある面積の人数を数え、全体ではどのくらいか計算する。

【これがヒミツ!】

(1)一部の数から全体の数を計算する「がい算」

お祭りのようにいろいろな通りから人が集まる場合、会場の一部の人の動きや人数に注目し、全体のだいたいの来場者数を計算します。このようなだいたいの数を「がい数」といい、その計算を「がい算」といいます。

(2)一定の区画に訪ずれた人を数える

人出の計算は、たとえば次のように行います。
 1)250m2のエリアを選び、その人数を数える。
 2)メイン会場が1万m2の場合、10000÷250=40なので、1)の人数に40をかける。
 3)開催中、人が4回入れかわったと見なし、4をかける。

次ページ3つ目のヒミツは…
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