四季報を25年読破する人が語る「よい会社」の条件 優望企業は、5種類に分けられる!

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「良い企業」とは、5つのタイプに分けることができるそうです(写真:KZM/PIXTA)
世間での「良い会社」ほど曖昧な表現はない。ただ、投資の世界での良い会社は明確だ。将来の株の儲けが期待できる銘柄が、良い会社だ。では、そんな良い会社をどう探すのか。
手がかりとなるのが、『会社四季報』だ。日本の全上場企業の情報をまとめたもので、発行は年に4回。その四季報をなんと25年間分、欠かさず全ページ読み込んできたという猛者がいる。それが新刊『会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業』を上梓したばかりの渡部清二氏である。その最新刊から、四季報で確認できる「良い企業」の5類型を紹介する。

「良い会社」の条件

「良い会社」と聞いて、どんな会社を思い浮かべますか?

給料が高い会社、大企業、長寿企業、いい商品をつくっている会社など、「良い」のイメージは人それぞれで異なることでしょう。転職したい会社、あるいは自分の子どもの就職先としてすすめたい会社などと定義する人もいるかもしれません。

証券会社に長年勤め、独立後も株の世界にいる私から見ると、「良い会社」の定義は明確です。それは「自分のお金を投じて株を買いたい!」と思える会社です。

この場合に対象となるのは、株が買える会社、つまり株式市場に上場している会社(上場企業)です。日本の上場企業約3800社のなかにある「株を買いたい!」と思える会社。それが私にとっての「良い会社」です。

将来有望な企業を見つけることが株式投資の原点であり、投資の魅力です。投資家がもっともワクワクする瞬間は「株を買いたい!」と思う会社が見つかったときです。

では、どうやって「株を買いたい会社」を見つければいいのか。私の武器は『会社四季報』です。

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