四季報を25年読破する人が語る「よい会社」の条件 優望企業は、5種類に分けられる!

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どれが正しく、どれが間違いといった良し悪しはありませんが、どんな株を買いたいかによって探し方が変わります。

有望企業には5つのタイプがある

そのことを踏まえたうえで、ここでは有望企業の株を次の5つに分けて紹介します。

1 中小型成長株
2 業績回復株
3 優良株
4 バリュー株
5 老舗株

それぞれがどんな株なのか、説明しましょう。

〈中小型成長株〉 大きな値上がり益が狙える会社

「中小型成長株」とは、売上が急速に伸びる可能性を秘めている中小企業の株です。企業が急成長すれば、大きな値上がり益を得ることができます。

現状はまだ会社や事業の規模が小さいかもしれません。しかし、新たな技術や製品を開発したり、新技術を使った事業モデルをつくり出すなどして、売上を伸ばしていく可能性のある企業です。政策や社会の価値観の変化などが追い風になり、商品やサービスの売上が爆発的に伸びることもあります。

いまや巨大企業となったソニーグループ(6758)やソフトバンクグループ(9984)も、上場当初は小規模な企業でした。

〈業績回復株〉 業績の回復で株価が跳ね上がる会社

「業績回復株」とは、赤字やそれに近い状態から、業績が回復する可能性のある企業の株です。業績回復による株価の値上がり益が狙えます。

現状は業績不振でも、経営や事業モデルを抜本的に変えたり、新たな事業や商品をつくり出すことによって、業績の向上が期待できる会社があります。景気は良いとき、悪いときを繰り返していますから、たまたま業績が落ち込んでいるだけの企業もあります。

とくにコロナ禍以降は業績を悪化させる企業が増え、すぐれた技術力・販売力・事業モデルなどをもっている企業が一時的に業績を下げていることがあります。その点から見ると、コロナ禍は業績回復株を買う貴重なチャンスといえます。

このような企業は、業績が上向けば「買いたい!」と思う人が増え、株価も上がります。

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