YouTube設立17年で「生き残った人」「消えた人」 「炎上」「好きなことで生きていく」は紙一重
事実関係はどうあれ、やはり何らかのトラブルへの対処はYouTuberにとって必須のスキルといえる。
「もちろんトラブルや炎上を利用して登録者数や人気を獲得していく人もいます。しかし、ヒカルさんは2017年に、疑似株式サービス『VALU』でインサイダー取引を疑われた。その際、過去の取り引きにおける最高価格で、希望者全員からVALUを買い戻すという自社株買いを行い、逆に儲かった人が出てくるというような対応を取りました。もちろん疑惑の事実関係、対応の是非に異論がある人もいるとは思いますが、結果的に鎮静し、今に至り、現在でもトップとして活躍しています」
「競馬に行った」で炎上、謝罪
釣り動画をメインにする人気YouTuber『釣りよかでしょう』というグループがある。登録者は162万人。つねに動画の再生回数は数十万回、大野智がファンを公言、堀江貴文や葉加瀬太郎らとコラボするなど、釣り系ではトップの人気を誇るYouTuberだ。
「2月12日に“初めて競馬に行き、15万円分買った”ということをツイート。それに対しギャンブルという点を指してなのか、“月に15万円稼げない人もいる事を忘れないでください”“富豪の賭けかた”“勝ってしまって沼にはまって人生が破綻してしまった人をみたことがあります”などの否定的、批判的な声が集まり、“否定的なコメントが多かったので消しました!ごめんなさい!”とツイートを削除しました。
何も悪いことをしていない、いわれのない批判であり、謝罪の必要もあるとは思えず、このような声に反応する必要もないことではありますが……。人気になると、それだけ“めんどくさい人”が集まってしまうという例と言えるでしょう。対応については何を是とし、何を否とするかは意見は分かれますが、YouTuberは柔軟な対応が求められる存在になりました」
今後、どれだけのYouTuberたちが、“好きなことで生きて”いけるのか?
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