節約の味方「もやし炒め」ベチャッとさせぬ意外技 味を決める要因はフライパンの大きさにあり!

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次はもやしの和え物を作ります
もやしの和え物の材料
もやし       1袋(200g)
うす口しょうゆ   大さじ1(なければ濃口しょう油+塩ひとつまみ)
ごま油       大さじ1
にんにくすりおろし 少々
粉唐辛子      小さじ1/2(なければ一味唐辛子少々)
炒りごま      適量

もやしの和え物も炒めものと同様に、水分のコントロールがカギを握ります。鍋にたっぷりの湯を沸かし、もやし1袋を20秒茹でます。

タイマーを使うのがベターです

ざるなどに開けて、冷まします。うちわで扇いでもいいですし、今の時期であれば外に2〜3分置くのがかんたん。これは陸上げという方法で野菜を水っぽくしないための調理法です。

盆ざるがなければふつうのざるでもかまいません

ボウルにすべての調味料を合わせます。粉唐辛子というのは、以下の写真のような韓国産の唐辛子製品です。近くに売ってなければamazonでも買えますが、一味唐辛子で代用できます。

ただし、一味唐辛子は辛みが強いので量は控えめに。

韓国産粗挽き唐辛子という製品です

しっかりと冷めたもやしを調味料で和えればできあがり。

和えたてがいちばんおいしいのは言うまでもありません
できあがり

保存は冷蔵庫で2〜3日ほど。もやしは95%が水分という野菜で、加熱や塩によって水分が流出すると食感が保てません。それを防ぐために役立つのが油です。油でまわりをコーティングすれば塩で味付けしてもダメージが少なくなる、というわけ。というわけで油をたっぷり使うのがもやし料理のコツです。どちらもビールとの相性がいいおつまみです。

(写真はすべて筆者撮影)

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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