メリット大「話しやすい人」になれる3つのルール そもそも「話しやすい人」とはどのような人か?
今後のページビュー数に響くかもしれないので、あまり言いたくないのですが、「話しやすい人」というのは、会話において、基本的には地味な役回りを演じることが多いです。話したい人が話しやすい環境を作ってあげる名アシスタント、名黒子なのです。
でも、話しやすい人、すなわちオープンマインドの人は、その役回りに特に不満を抱いたり、ストレスを感じたりはしません。そもそも他人の話に興味がありますし、心の中ではいろいろと考えていますが、それは別に、言っても言わなくてもいいや、と思っています。
人が求められていないタイミングで、自分の意見を言ったりアドバイスをしたりする裏には、「何か言わないと、自分の存在意義がなくなってしまう」という強迫観念や、「自分のことを知ってほしい」「こんないいアドバイスができる自分はすごい(と自分でも思いたいし、相手にも思ってほしい)」という自己承認欲求があります。
ところが、オープンマインドの人は、すでに自分で自分を肯定できているので、特に必要とされていない場所で、わざわざ自己主張をする必要がないのです。
聞かなくていい話はシャットアウト
もっとも、話しやすい人、オープンマインドの人にも、「聞きたい話」を選ぶ権利はあります。私の場合、ビジネス(取材や打ち合わせ)はもちろん、プライベートでも、たいていの人の話には興味を持ち、喜んで聞き役に徹しますが、酔っ払いが何度も同じ話を繰り返していて、「ああ、この人、明日、絶対このことを全部忘れているだろうなあ」と思ったら、早めにシャットアウトします。
最後に、③の「聞いた話を誠実に受け止める」ですが、これは主に、「聞いた話を、相手が望まない場所で公開しない」ことを意味します。
すでにお伝えしたように、オープンマインドの人に対して、人は心を許しがちです。つまり、話しやすい人は、「ここだけの話」「ほかの人にはしないような話」を耳にする機会が非常に多いのです。
ところが、それをうっかりほかの人に話してしまったらどうでしょう。せっかく心を許して話してくれた相手からの信頼は、一瞬にして失われてしまいます。
また、相手が話してくれた深刻な過去のできごとや重大な秘密を、たとえその相手と2人だけで話しているときであっても、軽々しく口にするのは考えものです。相手は、「どうしても知ってほしくて一度は話したけれど、その話題には二度と触れないでほしい」と思っている可能性が高いからです。
もちろん、「ほかの人には言わないことを話してくれた」と有頂天になりすぎたり、聞いた話をネタに相手をゆすったりするのは論外です。話しやすい人には、弁護士並みの守秘義務と情報リテラシーが求められるのです。
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