締め切りぎりぎりに作って、すぐ世に出す--『871569』を書いた箭内道彦氏(クリエーティブディレクター)に聞く

締め切りぎりぎりに作って、すぐ世に出す--『871569』を書いた箭内道彦氏(クリエーティブディレクター)に聞く

広告界の「トップランナー」の著者が自身の「名言」をセレクトした。時代を先取りしているかに見えて、実は--。自分史を振り返りつつ、時代とどう「併走」していくのかを聞いた。

--タイトル名が数字だけと、ユニークです。

これはかなりリスキー。「箭内」も「語録」も数字で表せると思いついた人間が社内にいた。素直に「箭内語録」とやったほうが、10%ぐらいは多く売れるかもしれない。

--語録ですが、自分史のようにも読めます。今の生活はほとんど寝ていないとか。

仕事が1日22時間ぐらいで、睡眠は2時間ほど。毎日、緊張して目が覚める。

--この語録に「毎日、“明日遠足”状態。」という言葉も。

楽しいことが毎日あるという感じだ。起きるのは5時半ぐらいで、寝るのが3時ごろ。もともと朝型。朝っていい。誰にも邪魔されないし。昔、眠ると覚えたことを半分ぐらい忘れると、何かで読んだことがあって、試験勉強も朝起きてやるようにしていた。家が牛乳配達をやる店だったので、手伝いをさせられたなごりもある。

--「社会人になって最高だった部分は体育がないってこと。」のコメントが「だったらジャージ着るなよ!」です。

これは、広告のキャッチコピーとボディコピーみたいな関係かな。博報堂時代にやることがなくて、野球チームを作って監督をしていたりしたが、今、スポーツは全然しない。出社するときにはジャージで、会社で着替えて仕事を始める。

社会では、跳び箱が跳べない劣等感とか、まったく関係ない。本を出して、「でもあいつ跳び箱跳べないからな」とは言われない。それは最高。1兆円くれると言われても、学生に戻りたくない。

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