「会社員はダサくていい」は絶対にウソ! 『メンズクラブ』編集長に聞く、武器としての"装い"

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清潔感を与えるなら、「アズーロ・エ・ネロ」!

安住さんのような好印象、清潔感を出すためにお勧めなのが「青」×「黒」のコーディネートです。青の代わりに「紺」でもいいでしょう。

ファッションの本場イタリアには、「アズーロ・エ・マローネ」というファション用語があります。これは直訳すると「青(紺)と茶」という意味で、イタリア男に似合う、定番の配色とされています。たとえば紺のスーツに茶色の鞄、紺のジャケットに茶色のベルトや靴を組み合わせます。ただ、この「アズーロ・エ・マローネ」を日本人がそのままマネすると、少し「遊び」の要素が強くなって、清潔感からは遠くなってしまうこともある。

そこで、MEN’S CLUBがお勧めしているのが「アズーロ・エ・ネロ」つまり、「青(紺)」×「黒」。いつものグレーのスーツを紺のジャケットに変えて、鞄や靴、ベルトは黒でまとめる。これだけで、がらりと印象が変わります。黒の小物はすでに持っている人も多いと思いますので、余計なおカネもかかりません。

「アズーロ・エ・ネロ」以外の組み合わせでも、紺というのは日本人にはすごく相性のいい色。「紺ブレ」×「グレーパンツ」はもっと使うべきです。僕はコスパがいちばんいいコーディネートだと思っています。

「ネイビーのジャケット」と「グレーのウールパンツ」の組み合わせは、清潔感があるだけでなく、どんな場面でも使えて便利です。目上の人を訪問するシーンでも失礼になりませんし、IT企業など、「スーツだとちょっと堅すぎる」という相手と面会するときにも、印象が悪くなりません。

似合う服を勧めてくれる店員を見つけよう

――やりすぎていないか、本当に似合っているかは、どうやって判断したらいいのでしょう?

すごく簡単で、スタイリストを雇えばいいんですよ。……と言っても、皆さん芸能人じゃないから無理ですよね。僕も同じです。じゃあどうするか。簡単で、量販店やセレクトショップに行って、そこの店員さんに聞いてみればいいのです。

ある程度、常連になれば「専属スタイリスト」になってもらえます。店員さんと仲良くなるのが苦手だというなら、「1回限り」の関係でもかまわない。予算と仕事の内容や目的を伝えれば、あなたに似合う物を見繕ってくれます。

――「何か買わないと」というプレッシャーになりませんか?

客のことをあまり聞かずに、お勧めの商品ばかりを選んでくる人は、そもそも「スタイリスト」失格。もちろん、たまにはその店で買い物してあげることが条件ではありますが、買わなくても気軽に話せる関係の人をつくると、服選びが楽しくなると思いますよ。
 

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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