ヤジが響く甲子園球場は、とにかく楽しい

12球団のホームグラウンドへ行ってみた<12>

まずはチケットの買いやすさからチェックしていこう。他球団と異なる特徴は2点ある。1点目は球団直営の「虎チケ」の他に、球場も「甲チケ」というチケットサイトを持っていること。球場も持っているのは、ここと札幌ドームだけである。

2点目は、「虎チケ」に、24時間対応の電話の受付窓口があること。「虎チケ」購入だと、支払い方法や受け取り方法にかかわらず手数料はタダ。ただしネットだと、「虎チケ」への会員登録が必要になる上、支払い方法がゲームによってはクレジットカード限定だったり、コンビニ決済も可能だったりまちまちだ。ところが電話だと会員登録が不要。クレジットカード情報を含め、個人情報を球団側に提供する必要が全くない。音声自動受付なので、音声指示に従っていけば簡単かつ手数料なしでコンビニ払い、コンビニ受け取りが可能になる。

他球団の場合、千葉ロッテ以外は電話で買えるのは一般プレイガイドのみ。それもオペレーター対応のみだと、受付時間は朝の10時から夕方の18時まで。希に24時間対応の場合もあるが、いずれにしても一般プレイガイドの手数料がかかる。ロッテには球団直営の電話窓口があるが、時間は10時から18時限定だ。

電話申し込みのデメリットは座席指定ができないこと。だが、阪神の場合はそもそもファンクラブ会員しか座席指定ができないので、筆者は断然、「虎チケ」の電話申し込みをお勧めする。

京セラドームに行かない?阪神ファン

甲子園球場の最寄り駅は言わずと知れた阪神電鉄甲子園駅。JRの甲子園口は3~4㎞くらい離れており全く最寄りではない。1回目は京セラドームでのデーゲーム観戦後に甲子園でのナイター観戦という予定を組んでいたので、小雨がパラ付く中、ドーム前から阪神なんば線に乗り、尼崎駅で同じホームの反対側の快速急行に乗り換えて甲子園駅に到着。この間約20分足らずだ。

阪神は春、夏の高校野球期間中、合計9回、京セラドームで主催試合を行うのだが、どうもプロ野球ニュース(筆者宅はスカパーを入れているので視聴できる)を見ていると、京セラドームでの阪神戦は甲子園に比べて異様に観客が少ない。

たった20分の距離でしかないのに、なぜ京セラドームに阪神ファンは来ないのか。この疑問を阪神ファンの知り合いにぶつけてみたところ、理由は2つ。第一に京セラドームは「聖地じゃない」。阪神のゲームは甲子園で見なければダメなのだそうだ。もっともこの知人は東京在住。首都圏だったら、どういうわけか「タイガースが行くところならどこへでも行く」そうだ。

そして第二の理由が、前回取り上げた外野席の問題。この知人は外野席観戦するファンなので、京セラドームの外野席では「ゲームが見えにくくて行く気がしない」という。

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