清涼飲料水の生産量が2013年に初めて2000万キロリットルの大台を突破した(全国清涼飲料工業会調べ)。日本の全人口で単純に割ると、1人当たり年間約160リットルも飲んでいることになる。しかし、ドリンクの“おいしい”宣伝文句にあおられ、中身も知らずに飲んではいけない。この特集では「ヤバすぎるドリンクの裏側」を5日連続で紹介していく。3日目は「栄養ドリンク」と「トクホ」の裏側を科学ジャーナリストが教える!
保存料、人工甘味料、カラメル色素、安定剤が入ったドリンクの例
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「リポビタンD」
保存料の安息香酸Na
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「リポビタンファイン」
保存料の安息香酸Na、人工甘味料のアセスルファムKほか
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「チオビタドリンク」
保存料の安息香酸Na
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「アリナミンV」
保存料の安息香酸Na
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「アリナミンZERO」
保存料の安息香酸Na、人工甘味料のスクラロースほか
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「アリナミンR-off」
保存料の安息香酸Na、人工甘味料のアセスルファムKほか
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「ファンテユンケル」
保存料の安息香酸Na
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「新グロモント」
保存料の安息香酸Na
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「エスカップ」
保存料の安息香酸Na
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「アルフェ ネオ」
保存料の安息香酸Na、人工甘味料のスクラロースKほか
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「バーンリフレッシュエナジー キウイ&アップル」
保存料の安息香酸Na ※欧州諸国で使用禁止の青色1号も
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「バーンリフレッシュエナジー ミックスベリー」
保存料の安息香酸Na
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「モンスターエナジー」
保存料の安息香酸Na
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「アクエリアススパークリング」
保存料の安息香酸Na ※他の「アクエリアス」にはない
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「ファンタグレープ」
保存料の安息香酸Na ※「ファンタオレンジ」にはない
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「レッドブル シュガーフリー」
カラメル色素、人工甘味料のスクラロースほか
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「リゲイン」
カラメル色素、人工甘味料のスクラロース
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「眠眠打破」
カラメル色素、人工甘味料のアセスルファムKほか
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トクホ「ヘルシアウォーター」
人工甘味料のスクラロース
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トクホ「ヘルシアスパークリング」
人工甘味料のスクラロース
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トクホ「ファイバー7500」
人工甘味料のアセスルファムK、スクラロース
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トクホ「三ツ矢サイダープラス」
人工甘味料のアセスルファムK、スクラロース
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トクホ「BOSS グリーン微糖」
人工甘味料のアセスルファムK
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トクホ「カルピス酸乳 アミールS」
人工甘味料のアスパルテーム、アセスルファムK
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トクホ「ヤクルトエース」
人工甘味料のスクラロース
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トクホ「黒酢ドリンク」
人工甘味料のスクラロース
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トクホ「ヤクルトの乳性飲料 ミルージュ」
カラメル色素、人工甘味料のスクラロース
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トクホ「キリンメッツコーラ」
カラメル色素、人工甘味料のアスパルテームほか
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トクホ「ペプシスペシャル」
カラメル色素、人工甘味料のアスパルテームほか
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「ペプシネックス」
カラメル色素、人工甘味料のアスパルテームほか
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「コカ・コーラ ゼロフリー」
カラメル色素、人工甘味料のアスパルテームほか
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「コカ・コーラ」
カラメル色素
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「ほろよい コーラサワー」
カラメル色素
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「アサヒ ドライゼロ ブラック ノンアルコール」
カラメル色素、人工甘味料のアセスルファムKほか
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「アサヒ レッドアイ」
カラメル色素
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「淡麗ダブル」
カラメル色素
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「アサヒ スタイルフリー」
カラメル色素
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「レッドブル」
カラメル色素
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「雪印コーヒー」
カラメル色素
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「小岩井コーヒー」
カラメル色素
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「カフェオーレ」
カラメル色素
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「豆乳飲料 麦芽コーヒー」
安定剤のカラギナン、カラメル色素
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「調整豆乳」
安定剤のカラギナン
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「BOSS とろけるカフェオレ」
安定剤のカラギナン
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「BOSS カフェオレ」
安定剤のカラギナン
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「BOSS レインボーマウンテンブレンド」
安定剤のカラギナン
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「BOSS フルシティロースト」
安定剤のカラギナン
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「FIRE キリマンブルー」
安定剤のカラギナン
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「ジョージア エメラルドマウンテン」
安定剤のカラギナン
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(撮影:今井康一)
<編集部より追記(10月1日)> 当記事は、渡辺雄二氏の見解をもとに構成しております。多面的な議論を紹介したものではない点にご留意ください。
C美(30代)は仕事と家事、子育てに奮闘し、睡眠時間を削ることもしばしば。夫のB郞(40代)は毎日帰宅が遅い。息子のE太(10 歳)は中学受験を控え、そのサポートもしなければならない。疲労感と眠気を吹き飛ばすため、栄養ドリンクを毎日1本飲んでいる。風邪なんかひいていられないのでビタミンCのサプリメントを摂取。健康によさそうなトクホ(特定保健用食品)のドリンクや豆乳も飲む。息子が好きなコーラは当然、トクホの商品だ……。
疲れたら「グイッと1本」は体に毒?
疲れているときや風邪をひいても休めないとき、もうひと踏ん張りするために栄養ドリンクを飲む人もいるだろう。
科学ジャーナリストの渡辺雄二さんは、「毎日、飲むのはよくない」と注意する。合成保存料の安息香酸Naが使われているものが大半だからだ。
「栄養ドリンクには糖分などの栄養成分がたくさん入っていて腐敗しやすいので、それを防ぐために安息香酸Naを使用します。これは細菌やカビなどの微生物の繁殖を抑える力があるが、毒性が強い」
安息香酸Naを2%および5%含むエサを与え、ラットを4週間飼育した実験で、5%群のラットはすべて過敏状態、尿失禁、けいれんなどを起こして死亡した。
「もちろん市販のドリンクには5%も入っていません。清涼飲料水の場合、安息香酸Naを添加できる量は最大で0.06%。しかし、それほど毒性の強いものを使用していることが問題。毎日飲み続けた場合、胃や腸などの細胞に影響がないか懸念される」
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