「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ ゼロフリー」は?
「カラメル色素は、厚生労働省で認可された食品添加物で、日本のみならず、世界の審査機関で発がん性試験など数多く行われており、厳しく審査されて安全に問題がないと診断された結果、使用が認められておりますので、使用させていただいております。現在のところ、規制や当局による指示・指導なども特にございませんので、原材料の変更などの対応を行う予定はございません」(日本コカ・コーラのお客様相談室)。
低減しないのは国が認めているからという理屈である。だが、「日本の基準が甘すぎるだけ。日本のコーラをカリフォルニア州に輸出できますか」(安部さん)。
せめて国はカラメルⅠ~Ⅳの表示を義務づけて、消費者が自分で判断し、選べるようにしてほしい。
豆乳の“とろみ“に注意
健康ブームに乗って、豆乳の種類もどんどん増えている。「安定剤(糊料)のカラギナンを添加しているものは、お勧めできない」と渡辺さんは話す。
カラギナンは、海藻から抽出された粘性物質で、天然添加物のひとつ。しかし、「天然」も油断できない。
カラギナンを15%および25%含むえさをラットに50日間与えた実験では、4日目から下痢が始まり、25%群では血便が見られた。8日目からは背中の毛が抜け始め、25%群ではメスが激しく抜けている。さらに、ラットにあらかじめ発がん性物質を与えたうえで、カラギナンを15%含むえさを与えた実験では、結腸腫瘍の発生率が高まった。
カラギナンがドリンクに使われる理由は、とろみが出るからである。コーヒー飲料などに使われることが多い。
豆乳も全種類にカラギナンが使用されているわけではないので、「原材料名」を確認しよう。
たとえば同じ紀文の豆乳でも、「おいしい無調整豆乳」はカラギナンをはじめ添加物は入っていないが、「調整豆乳」にはカラギナンが添加されている。「進化型調整豆乳」になると、カラギナンのほか人工甘味料のアセスルファムKが添加。こんな“進化”はいらない。
明日は、美容に励むD恵が飲んでいる「サプリメント系ドリンク」の裏側を紹介する。
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