JALとANAを分析する 収益力に大きな差がついた、航空大手2社

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これほどのコストをかけてまで、2社が、スカイマークが持つ羽田の発着枠を欲しがるかはわかりませんが、一つの可能性として、今後どちらかがスカイマークを傘下に入れることは考えられます。

航空業界は今後どうなる?

航空大手2社の分析を行ってきましたが、共通しているのは、収益力をどれだけ上げていくかが、ポイントになるということです。

航空業界は、縮小することはないと思いますが、格安航空会社(LCC)の参入によって、競争がますます激化することは間違いありません。

その点では、JALは長期的に見ますと、現状の利益率を維持することは難しいでしょう。自由化が進み、世界中の航空会社の競争が激化し、利益率が落ちている中で、JALだけが高収益を保つのは至難の業です。さらに、同社は2018年度までの法人税の免除を受けていますが、以降は支払いが始まります。

ただ、航空業界にとって好材料なのは、今後もますます世界中の人の行き来が増えるということです。大規模な戦争などが起これば話は別ですが、世界情勢に大きな動きがなければ、グローバル経済の下で利用者はどんどん増えていきます。航空機の性能も向上していくでしょう。その中で、航空各社がどのような戦略をとるのかが注目です。

小宮 一慶 経営コンサルタント

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こみやかずよし / Kazuyoshi Komiya

小宮コンサルタンツ代表取締役CEO。大企業から中小企業まで、企業規模や業種を問わず、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、講演や新聞・雑誌の執筆、テレビ出演も行う。主な著書に『決定版 「1秒!」で財務諸表を読む方法』『図解キャッシュフロー経営』(以上、東洋経済新報社)、『[増補改訂版]経営者の教科書』 (ダイヤモンド社)、『「ビジネス力」養成大全』『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』 (以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

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