さすが!楽天のスタジアムは工夫がいっぱい 12球団のホームグラウンドへ行ってみた<2>
場内では、まず女子トイレの個数のカウント作業に着手。内野と外野が分断されている上、球場の構造上内野も分断されていて、トイレはあちこちに分散。4階、5階は特別席なので入れず、1階から3階の内野部分だけのカウントになった。(尚、8月末に増設スタンドがオープンになっており、球団サイトを見るとここにも女子トイレが存在するが、取材時点では存在していないのでここの部分はカウントしていない。)
結果は洋式76に和式4の合計80。洋式化はしっかり進んでいて清掃も行き届いている。4~5階を除く内野席の座席数は球団サイトの座席表から計算するとざっと1万3490席なので、内野キャパ比では0.59%。広島が球場全体で0.43%だったが、0.5%前後あれば問題はないようだ。7回裏終了時点でのトイレ待ちをチェックしていないが、ゲーム終了後、ゆっくり目に退出した際には、トイレ待ちの列はなかった。
各所にスポンサーの名前が
トイレ調査のあとは、コンコース内を探索。3階コンコースにはスポンサープレートと年間シートホルダーのプレートが掲げられている。ゴミステーションは、「森トラスト、プレゼンツ」だった。
コンコースからグラウンド全景写真を撮影し、いよいよ自分の席へ。スタンド内に入るとほぼ完成状態の巨大スタンドが目に入る。3000人の収容が可能で、これで楽天はようやく公約の収容人数2万8000人を達成するというものだ。ちなみに、残念ながらこの球場もブルペンは観客席から見えない。
この日の座席は、10列あるフィールドシートの後の内野席の5列めなので、実質15列め。正面はレフトの守備位置より少しだけホーム寄り。ホームは若干遠い。第1回の広島では、同じ値段で正真正銘の5列目でベンチの真上。サード守備位置の正面あたりだった。
座席はハネ上げ式ではなく背もたれと座面がつながっている一体型。肘掛けはない。パリーグのゲームは全試合国家斉唱があるので、ハネ上げ式よりも一体型の方が便利だ。弁当をパクついている最中に国歌斉唱が始まると、弁当箱を持ったまま立ちあがるハメになる。
座面のサイズは横が40.5㎝で縦が30.5㎝と決して広くはないが、前後の幅は広島と同じ85㎝で最も広い。前後の段差は27㎝と広島よりも7㎝高い。視線方向の前列が女性という幸運にも恵まれたとはいえ、段差が27㎝あれば視界を遮られる確率がかなりの割合で軽減されるだろう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら