さすが!楽天のスタジアムは工夫がいっぱい 12球団のホームグラウンドへ行ってみた<2>
高い日と安い日を詳細に知りたい方は、球団サイトの「カレンダー」をご覧いただきたい。公式戦での最高位「プラチナ」は交流戦の巨人戦と阪神戦のときの み。公式戦以外では昨年のクライマックスシリーズのチケットが「プラチナ」価格だったが、日本シリーズのチケットはプラチナよりもさらに高く、内野B指定 で6000円だった。
公式戦のチケットを買う方法はネット、店頭、電話の3通りの方法があり、ネットの場合、球団のチケットサイトのほかセブンチケットやチケットぴあなどからも買える。球団のサイトで、クレジットカード決済かつQR発券(QRコードデータを球場の読み取り機で読み取って発券する方法)なら手数料は一切かからず、なおかつ座席の指定もできる。座席を指定して買うことの重要性は前回述べた通り。
ただ、筆者の場合はうまくパソコンが作動せず、やむなく座席指定なしで購入したので、買えた座席は通路から3番目だった。
ホテルの確保には要注意
次に仙台のホテル事情だが、とにかく仙台は宿泊先の確保が大変だ。宿泊の2週間前くらいの段階で、「土曜泊、仙台駅周辺」でホテルを確保するのはほぼ不可能に近い。筆者は3週間前の段階で仙台駅からタクシーで15分ほどかかる場所にようやく確保。その後地元の知人がキャンセル待ちで駅近くのホテルを確保してくれたので事なきを得たが、仙台は平日と土曜ではホテル事情が全く異なることを覚悟しておくべきだろう。
球場にはコインロッカーがないが、地元以外の人がこの球場へ行こうと思ったら普通は仙台駅周辺のホテルを目指すはずだ。たいがいのホテルがチェックイン時間外でも荷物は預かってくれるので、宿泊を伴う人は球場へ向かう前にホテルに預けてしまったほうがいい。
球場は仙台駅東口から宮城野大通りを東へ1.6㎞ほど直進したところにある。ゲーム開始2時間くらい前になると、駅前から料金100円のシャトルバスが出る。
仙台にはだいぶ早めに到着したし、1年前の観戦時はシャトルバスに乗ったので、今回は歩いてみることに。駅構内には楽天のオフィシャルショップがあり、宮城野大通りは交通標識も自販機も楽天カラー。店舗の看板に楽天カラーを使っているところも多く、まさに楽天城下町の様相だ
スタジアムに近づくとチアリーディングスクールも。ここは楽天のチアリーディングチーム・東北ゴールデンエンジェルスのメンバーがインストラクターを務め、チアを目指す子供たちの指導にあたっているらしい。
球場に到着したのは13時すぎだったが、16時の開場を待つファンがのんびりと日陰で寛いでいた。外周部には多数のフード&ドリンクブース。大半は開店準備中だったので、まずは元気に営業中のオフィシャルショップへ。
折りたたみ式の簡易スタジアムクッションが目にとまり、600円という安さにつられて購入。ちなみに日本ハムも同じ値段で柄違いのものを外周部のグッズ販売ブースに置いていた。
昨年来たときは小雨がパラついていたので500円のかっぱを購入、ケース付きでかなりのスグレものだったので感動したが、これは今年も健在。ちなみにこの約1か月後、広島に行ったら、そっくり同じものでロゴだけ違うものを同じ値段で売っていた。
続々と観客が集まり始めたのが15時すぎ。今日の対戦相手・日ハムの先発は大谷翔平。日ハムファンが相当数押しかけるのかと思っていたが、ここでは日ハムはほぼ完全アウェーらしく、日ハムファンの姿はほとんど見かけなかった。
この時間になると外周を歩く球場スタッフの姿が増え出す。皆、オフィシャルスポンサーであるイエローハットのユニホームを着ている。外周部の特設ステージで、開場待ちの観客を相手にイベントが始まったのが15時半。この日は本当に暑い日だったが、早くもエンジェルスが1ステージ務めた。筆者は今回12球団14箇所の球場を回ってみた結果、チアがいる11球団の中で最も業務量が多いのがエンジェルスではないかと思っている。働き者のエンジェルスの“業務の数々”については後述する。
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