医師が高齢者に「マクドナルド」勧める驚きの理由 人生100年時代の健康に必要な2つの要素

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また、カロリーの次に確保しなくてはならないのが「たんぱく質」です。たんぱく質は筋肉をはじめ、身体をつくる材料。人は高齢になると、この「材料」をコンスタントに摂取していないと筋肉量を守ることができなくなってきます。

さらに、筋肉量が落ちてしまうと転倒骨折や誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まり、衰えを加速させることにつながります。だから、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などのたんぱく質を毎日欠かさず摂って、筋肉を守るようにしていかなくてはならないのです。

このように、カロリーとたんぱく質は、高齢者が日々の食事で「何がなんでも死守していかなくてはならないもの」。このふたつさえちゃんとクリアしていれば、ビタミンとかミネラルとか、他の細かい栄養素はそんなに気をかけなくても構いません。よほど偏った食べ方をしない限りビタミンやミネラルは自然にカバーされるもの。

カロリーとたんぱく質さえしっかり押さえておけば、高齢者が人生のラストまで生き抜くための体のベースはだいたい整うと考えてよいでしょう。

これが高齢者におすすめの「最強フード」

「脂っこくてこってりしたもの」「肉が多いもの」「揚げ物」「甘いスイーツ」……カロリーが高くて、たんぱく質豊富というと、だいたいこういった食べ物が目に浮かぶのではないでしょうか。実際にこうした食べ物はカロリーが高いので、高齢者の方々はこうした「ハイカロリー・イメージ」の食べ物や料理を積極的に摂るようにしていくといいと思います。

メニューや料理を選ぶ際には、「野菜たっぷりよりも、お肉たっぷり」「ごはんだけでなく、おかずをしっかり食べる」「なるべく油を使ったものを食べる」などをポイントに選ぶようにしていくといいでしょう。

それでは、ここで私が「高カロリー&高たんぱく」を基準にして選んだ「高齢者におすすめの食べもの」をいくつかご紹介しましょう。

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