2022年「生活が苦しくなる悪い円安」にはならない 黒字を稼ぐ日本経済の「底力」は健在なり!

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最後はおなじみ、競馬コーナーだ。この週末は2歳牝馬の登竜門、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)が行われる(12日の阪神競馬場第11レース、距離1600メートル、G1)。

以前にも紹介したけれども、このレースには「上海馬券王の法則」 と呼ばれるものが存在する。以下の通りである。

① 秋以降の実績重視
② 1600メートル以上での実績重視
③ 末脚重視
④ 坂のあるコースでの実績重視

この原則に忠実に従うと、3勝無敗で出場するウォーターナビレラは距離不足が不安になるし、2戦2勝のナミュールや、サウジアラビアRC2着のステルナティーアは④が引っかかる。

阪神JFの本命はサークルオブライフ。その理由は?

そこで、これなら買えるのがサークルオブライフだ。坂のある中山競馬場での未勝利戦では、出遅れてなおかつ後続に2馬身半差で勝つたくましさを見せた。さらに出世レースのアルテミスステークス(G3)では、驚異の末脚で2着をクビ差で差し切っている。

弟のクリスチャン・デムーロ騎手が来日中ということもあって、鞍上のミルコ・デムーロ騎手は気合いが入るレースであろう。ここは小細工抜きの単勝で。昨年のソダシのようにアッと言わせてもらいたいものである。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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